玄関は文字通りその家の「玄関」です。つまり顔です。あなたの家に来たお客さんが必ず見るのが玄関です。ここで好印象を持ってもらえれば、たとえリビングが散らかっていても素敵な家ね! って思ってもらえるはず。逆を言うといくらリビングが素敵でもダメダメな玄関では「?」ですよね。
つまり、
玄関ドアを開けた瞬間が勝負!
なのです!
ここでどう思ってもらえるかで、あなたの家の雰囲気がおおまかにわかるものです。別にお店じゃないんだから玄関なんて・・・って思う方!結構見られてますよ、玄関って。
今回の記事では、どこにでもある「普通な玄関」を壁紙や小物でアクセントを付けておしゃれに魅せるつくり方のお話しです。
玄関をおしゃれに魅せるには、まずアクセント壁紙で勝負!
一般住宅の壁紙の約8割くらいは、普通の白い壁紙です。
白い壁紙といっても微妙に柄が入っているものが多数ありますが、ぱっと見にはそんな細かい柄なんて誰にも見えません。ゆえにいくら白い壁紙の微妙な柄を一生懸命選んでも、その苦労はほとんどの方には伝わりません。あなたも友人の家の白い壁紙の微妙な柄なんて記憶にないでしょう?
私的には、ベースの白い壁紙はあなたの「直感」で選んでもらっていいと思います。石目柄?織物柄?なんて議論は時間の無駄です。あなたの「直感」でいいんです。
ですが、このベースの白い壁紙に合わせるアクセントによってその空間のイメージは激変します。
あそこの壁紙きつかったな!とか、あの壁紙がすっごいステキだったね!っていうふうに、アクセントの色がある壁紙は誰にでも印象に残るものです。
今回は間取りで工夫していない「普通な玄関」を題材に、アクセントの色を変えるだけでこんなにも印象がかわるというイメージ画像を列挙します。
あなたの家の顔である「玄関」のイメージ作りの参考にしてみてください。
ナチュラルな雰囲気には木目のアクセント壁のある玄関
この壁紙は木目方向が斜めになった特徴のある柄です。普通の部屋にこの斜めの柄を貼ると、なんとなく気持ち悪く(平衡感覚がずれるような)なりますが、長居しない玄関では特徴のあるアクセントをつくってくれます。
木目で優しいナチュナルな雰囲気を、そして斜め方向の柄でインパクトのあるイメージを作れまずね。
花柄で華やかなイメージを玄関にプラス
正面の壁に華やかな印象になる花柄の壁紙を配置してみました。その花柄だけだと柄はあるけどベースが白であるため、ちょっと寂しい。よって右側の壁も薄いグレーカラーの壁紙でアクセントを付けています。
ちょっとかわいい感じの華やかな玄関になります。
和モダンテイストの玄関なら、「和」カラーを持ってくる
和モダンのイメージを作るため、床や玄関収納の色も変えてあります。
正面のアクセントクロスは和モダンな色である、「藍色」を配置。ここでも右側の壁は薄いグレーカラーで単調にならないような色合いにしましょう。
重厚な雰囲気の玄関を作るなら、天井も濃い色で。
天井って白いクロスがほとんどですが、ここに濃い色の木目を持ってくるとぐっと雰囲気は変わります。右側の壁と玄関収納の色も近似色とし、ここを通りますよという「通路感」を演出します。
玄関を通ったこの先はどうなっているんだろう? っていう好奇心も湧いてきませんか?
人気の白いレンガ柄で、爽やかなナチュラル玄関に
白いタイル柄は爽やかで清潔なイメージが演出できます。明るい木目の床と相まってナチュラルでさわやかな玄関のイメージになります。この色合だとアクセントで置いた緑が映えますね。
キリッとしたモダンテイストの玄関には、白と黒でメリハリを付ける
床は大理石調の柄で、それと対比するように正面のアクセント壁は黒を配置してみました。真っ黒だとお葬式の雰囲気になってしまいますから、濃いグレーというくらいの色がいいでしょう。
ニッチで変化をつけた玄関
ニッチとは、壁の一部を凹まして壁に棚となる形状を作った部分を言います。このニッチにお気に入りの小物を配置すれば、あなたの色の「玄関」を作ることができます。またその凹んだニッチの奥面だけ柄の違うクロスを貼れば、奥行き感を演出できます。
オーソドックスな形状のニッチがある玄関
縦長のオーソドックスなニッチです。ニッチの下だけカウンター材などの板を配置。
形状的にはシンプルですから、奥の面だけクロスの柄を変えて奥行き感とアクセントを追加しています。
玄関に横長のニッチでもおもしろい
ニッチはなにも縦長形状だけではありません。横長のニッチであればあなたの大好きな小物もたくさんディスプレイできます。ですが、あまり多くの小物を置くとごちゃごちゃ感が出てしまいますから、奥のアクセントカラーが隠れない程度の小物を置きましょう。
縦長ニッチで繊細さを表現した玄関
縦長ニッチで横幅を細くしたデザインであれば、繊細な印象になります。和モダンな雰囲気にあいますね。
玄関に小さいアクセント棚を設置すれば、棚自体もアクセントになる
小さい棚を設置すれば、棚自体もアクセント効果を生み出してくれます。そこにお気に入りの小物を配置すればステキな壁の出来上がりです。
本来そこに無いモノを置いて、玄関を印象的に
玄関には本来ないモノである、椅子をアクセントとして配置してみました。この画像の椅子はピアノ椅子を配置してありますが、特徴的なこういったモノを配置することで玄関にストーリー性を演出できます。
玄関に思い切ってこんな物を飾るのもありかな?
キッチン小物って、すごく素敵な形状の物がいっぱいありますよね? この本来ここには無いキッチン小物で飾ってみてもおもしろい。ハンガー上の棚にしてアイテムを吊り下げるようにしておけば、定期的にイメージチェンジもできます。
自分の趣味をディスプレイした玄関
自分の趣味のモノを飾ってみるのもいいです。その場合の壁紙はあまり主張のないものを選ぶのが大切です。華やかな壁紙が主役なのか、飾りが主役なのかわからなくなってしまいます。大きなモノであると玄関本来の目的である通路として狭くならないようにも気をつけましょう。
まとめ
どのパターンでも生活感を出さないことが大切です。散乱した靴、適当に置いてあるスリッパ、行き場のない生活備品なんかが置いてある玄関では、おしゃれに見えないのは当たり前です。
今回の記事が、あなたの好きなイメージでおしゃれな玄関作りの参考になりましたら幸いです
※記事内の画像は、ディスプレイの色あいによって違う雰囲気に見える場合があります。必ず実物サンプルにてご確認してください。
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