なかなか終息を見せないコロナ騒動。
建築業界にいる私の周りでも、マイホームを購入するお客様が明らかに減っているのが実感できます。影響の大きい業界の仕事に携わっている方は、費用負担の大きなマイホーム計画は後回しになってしまうのは当然のことかと思います。
そのような世の中でも、なんとなくマイホームの計画を考えている方は、こう悩んでいないでしょうか。
いろいろな物件を見て家造りの情報収集をしたいけど、感染リスクを考えるとどうしようかな?
どこでも感染対策は十分にされていますが、住宅展示場やメーカーのショールームに行った際に、思わぬ感染につながってしまってはせっかくのマイホーム計画がつまらないものになってしまいます。
今回は、そんなときでもなんとかして夢のマイホーム計画のイメージを膨らませる、そして非接触でもマイホーム計画を進めるための策を考えてみました。
マイホーム計画のスタートはイメージ作りから
以前、こんな記事を投稿しました。
マイホームを計画する時に自分の家に対するイメージを持っていないと、打ち合わせを進めるうちに家全体のイメージがブレブレになってしまいます。結果、つぎはぎだらけの家が完成してしまったり。
しっかりと自分がほしい家のイメージを持つことが大切です。家にいる時間がある今だからこそ、自分の欲しい家に対するイメージを造っていきましょう。
家に対するイメージの情報収集はネットで検索するのが便利ですね。家のイメージを膨らませる為の情報収集をするアプリはこれらがオススメです。
Instagramでは、ハッシュタグをつけて検索すれば、たくさんのイメージが出てきます。「#吹き抜け」とか「#オシャレな家」というふうに検索してみましょう。またもっと具体的に「#タイルの壁」とか「#無垢床」という感じで自分が憧れる部材で検索してみるのもオススメです。
Pinterestでもたくさんのイメージ画像が検索できます。先程と同じように「平屋」とかの単語で検索してみてください。その次はもっと具体的に「平屋 間取り」と検索すれば豊富な間取りが検索できます。
Houzzでは、さらにもっと具体的に、あなたの住まいに近い場所にある住宅会社や建築家、工務店さらには大工さんまで検索できます。すべての方ではありませんが、その住宅会社が施工した施工例も掲載している場合も多いですから、あなたのマイホーム計画に合いそうな気になる会社を見つけられるはずです。
メーカーのショールームもネット上から見学できます
住まいには必ず必要な設備機器や建材などの材料。そのメーカーのショールームに実際に行って見るのが一番ですが、混雑を避けるために予約が必要なことも多いです。
最終的には予約を取ってでもショールームに行くことをおすすめしますが、そのショールームにどんな商品が置いてあるのか、事前にネット上から見学してみるのもいいかもしれません。
キッチンや浴室などの水まわり商品をおうちで見学したい方は、LIXILやクリナップ、タカラスタンダード、TOTO、Panasonicなどのメーカーがいいでしょう。これらどのメーカーのホームページでも360度バーチャルショールームが見学できます。
実際にその場に立って見ているかのようにショールーム内を見学できますから、おうち時間がある今だからこそ、気になるメーカーを一度覗いてみてもいいでしょう。またネットですからたくさんのメーカーショールームも短時間で周ることができるのもいいですね。
ここで注意したいのが、「バーチャルショールームだけで終わりにしない」こと。苦労して見つかったお気に入りのキッチンの扉の色も、カタログやホームページで見ている色と現物が違う色のように見えることもあります。
最終的には必ずショールームで現物を確認して決定することが大切です。
自分で間取りを書いてみればイメージも掴みやすい
始めは、なにも難しい法律のことなんて考えなくてもいいんです。いろいろ調べた情報をなんとなくでいいから形にしてみるとより具体的にイメージが付くはずです。また思いがけない違う発見があるかもしれません。
紙に手書きで間取りを書いてみるのもいいですが、今の時代さくっとスマホで間取り作成ができちゃいます。またこれら間取り作成アプリでは、3Dイメージも同時に作成できますからマイホームのイメージ作りにはもってこいです。
家一軒まるごとの間取りを作るのは大変ですが、リビングや寝室などのひと部屋だけだったら結構簡単に作成できます。イメージを膨らませる方法の一つとして、時間のある今チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
住宅会社選びも「おうち」から
自分のマイホームのイメージが固まってきたら、ハウスメーカーや工務店などの住宅会社に具体的な間取りの提案を依頼しましょう。希望にあった間取りプランや資金計画書がなければマイホーム計画は進展しません。
間取りや資金計画の依頼は複数の会社に依頼するのがいいですね。よっぽど「この会社に依頼したい!」ってのがあれば別ですが、一つの住宅会社だけではワンパターンの提案しか出てこない場合もあります。また同じような間取りプランの建築見積もりも複数社から取ってみると意外な金額の開きがあることもあります。
いくつもの住宅会社を訪問して、自分がイメージしたマイホーム計画をその都度説明するのは大変です。また、まだそんなに急いで家造りの話をしたくない方や、感染を避けるためになるべく外出したくない方は、住宅会社への間取り作成の依頼や見積もりの依頼もネットから簡単に複数の会社へ依頼するのが便利です。
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まだ、土地を持っていない方も間取り提案と一緒に土地探しの依頼をすることもできます。希望の学校の学区内とか、地域の地名や希望の広さを登録すればその条件にあった土地を提案してもらえます。
ネットからサクッと複数の会社に依頼して、自宅に届く提案書をじっくりみて比較してみましょう。会社によって提案してもらえる内容は様々です。一つの会社だけではわからなかった情報も出てくるかもしれません。
変化した住宅に求める内容も考えよう
今年のコロナウイルスによって、住宅に求められる内容はかなり変化しました。
- 換気のいい家
- テレワークに対応できる間取り
- おうち時間を快適に過ごすための断熱性能
- 今までほとんど採用されなかった玄関にある手洗い場
コロナウイルスがなかったら、これらはこんなにも住宅に採用されなかったはずです。他にも宅配ボックスやスマートホームもコロナによってより普及したと言ってもいいかもしれません。接触を避けるためには宅配ボックスって有効ですからね。
今、マイホーム計画を進めている方は、これら時代に合わせた家造りを考えながらも、終息したあとのこともしっかり考えておきたいものです。テレワーク用に書斎を造っても終息した後に普通出勤になったあとはどうするのか? 有効に活用できるのか?
こういう事も「おうち時間」がある今だからこそ、じっくり検討してみてください。
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