むかーしは引違いの純和風の玄関が一般的でしたが、今では片開き玄関ドアの家が大多数を占めます。
ちょっと前から片引戸の玄関が流行ってますが、それでもデザインが豊富な片開き玄関ドアが依然として人気ですね。
リフォームにしても然りです。
今回の記事はその玄関につける電気錠の話です。
新築を考えている方は玄関にリモコンキーをオプションでつける方が多いでしょう。
でも今ついている玄関ドアに電気錠の後付リフォームは難しいです(メーカー純正品でない後付電気錠もあります)
玄関ドアに電気錠がほしいけど、メーカー品でないものはちょっとなぁ・・・と思ってた方に朗報です!
リモコンキーのコンセプトとはちょっと違うかもしれませんが、外出時も帰宅時もリモコン一つで鍵の施錠解錠から自動開閉までしてくれるシステムがLIXILから発売されました。
しかも結構古いLIXIL(トステム)製玄関ドアでも対応している機種であれば取り付け可能です。
まさにこういう製品を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するのはLIXILの「電動オープナーシステム DOAC(ドアック)」。
電動オープナーシステム DOACとは?
DOACとは、今ついている自宅の玄関ドアの鍵はそのまま使い、サムターン(鍵を回す部分のことです)とドアクローザーを交換して取り付ける電動オープナーシステムです。(電気錠のように鍵もリモコンで操作できます)
当然、このシステムは電動ですからコンセント(電源)の増設が必要です。
動作イメージはこんな感じです。
この動作がリモコンひとつでできるのです。鍵の施解錠からドアの開閉までです。イメージ的には自動ドアの開き戸バージョンっていう感じですね。
工事は一日で完了(コンセントの増設は状況により日数かかる場合あります)できます。
交換したその日から電動オープナーで開閉できますから、面倒な玄関ドア交換にともなう建築工事も必要ありません。
「リモコン一つで、玄関ドアの鍵の施錠と解錠、さらに玄関ドアの開閉までしてくれる」これって様々な用途に大変便利ですよね。
ちなみに金額はカタログ上に記載されている定価が、2ロックセットで¥238,000(工事費、税別)です。玄関ドアをまるごと交換する費用に比べれば断然安いですし、工事期間も短いですからちょっと高いかな?と思う金額も納得できますね。
DOACのポイント
- 両手がふさがっている時にオートアシストでらくらく開閉
- 鍵を解錠してドアを5度以上開くとオートアシストで自動で開く。その後はタイマーでオートクローズ
- お年寄りや車椅子の方の開閉をアシスト
今まで不可能だったことが、このシステムで可能になりました。年配の方に勧める玄関は何も引き戸だけじゃなくなったというのが、本当にすごいことかと思います。
また、異常な負荷を検知して事故を防ぐため、万が一というときにも安心です。
取り付けできる玄関ドアは?
LIXIL(トステム)製の対応している玄関ドアに取り付けできます。
※すでに電気錠がついている玄関ドアには取り付けできません。
対応機種を見てみたところ、トステム製の1999年に発売されたプレナスⅡなどから、最近のジエスタ2まで対応しています。またリフォーム玄関ドアのリシェントにも対応していますから、様々な玄関ドアに取り付けできそうです。
お年寄りで開閉が困難な方のアシスト、車椅子の方のアシスト、両手がふさがって帰ってきた奥様のアシストと、活躍できる場面は大変多いです。
※取り付けできる細かい決まりがあります。詳しくは販売店にお問い合わせください。
電動オープナーシステム DOACが気になった方は、リフォーム専門店に聞いてみるのも手っ取り早いです。
リフォーム金額を比較する場合は比較サイトを利用すると便利ですよ。
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