住宅部材がどれもこれもヤバい!納期未定やら価格高騰やらで・・・

2021年の春頃から騒がれはじめたウッドショック。9月頃には落ち着くのでは?と思われていたのに一向に改善される気配はありません。

今の所の予想では、海外で取引された高価格の木材がこれから日本市場に出回ることもあり、年末にかけてさらに価格は高騰する傾向であると言われています。

そんなウッドショックに悩まされている木造住宅業界に、さらに追い打ちをかけるような出来事が頻発しています。

木材だけじゃなく、住宅建築に必要な部材のありとあらゆるモノが値上げ!さらには納期遅延どころか納期未定の異常事態に陥っているんです。

この記事は2021年9月時点での情報をもとに執筆しています

目次

TOTOから始まったトイレショック!

テレビのニュースでも報道されましたが、今現在、トイレの納期がでません。今発注してもメーカーからはありえない納期回答しか返ってきません。

なんでも、TOTOのトイレ部品を作っている工場がベトナムにあり、ベトナムがロックダウンしていることに伴いその工場も満足に稼働せず、トイレ製品が出来上がらないとのこと。

便器(トイレの便座の下の部品のことね)は日本国内にあるにも関わらず、機能部(タンクとか水を流す部分のことね)で使う部品を海外生産しているため、この部品が「無い」となり、つまりはトイレが製品として成り立たないわけです。

住宅屋の私は、この一報がメーカーから来る前にその前兆は察知していても(といっても納期遅延の発表の数日前のことですが・・・)、国内の主力トイレメーカーの他二社(LIXILとPanasonic)にトイレを発注したときには、時すでに遅し・・・。

「納期未定ですね」「気を長くして待っていてください」とそっけないメーカーからの回答でした。

まぁ、誰でも「トイレ部材トップシェアのTOTOの製品」が入ってこないとなればLIXILなどの他メーカーに発注を振るのは当たり前のことです。

ということで、トップメーカーがダメになると同時に国内のトイレ製品の納品が根こそぎ納期未定に陥ったというわけですね。

今はもう、市場に出回っている倉庫在庫とかを探すしか材料確保の道はありません。

まぁ・・・弱小住宅会社で潤滑に部品を確保するのは無理なことですよ。

建築士makoto

それでも9月中旬に発注したトイレ器具が10月8日に納品予定と連絡きましたから、ちびっとづつ出回っているんでしょうかね?

照明器具もエコキュートも給湯器もエアコンも火災報知器も、どれも芳しくない

給湯器の納期も滞っている

トイレだけならまだしも(よくは有りませんが)他の部材もスムーズに入ってきません。

折からの半導体不足の影響で、電子部材を使う住宅部材も「不足」に陥っているんです。

人感センサーなどを搭載している照明器具なんて納期1ヶ月以上、エコキュートに至っては数ヶ月の納期、ガス給湯器も納期未定、某P社の火災報知器なんて入る見込みすらまったくありません。

幸い私の関係する物件分の、年内に必要な部材は確保できましたが、あれもこれも入ってこない状態ではたまったもんじゃありません。

木材は樹種指定なんてろくにできないくせに、無茶苦茶な金額で取引されているし。

そこへ来て製品価格値上げの一報の連打です!

木材新聞などを見られている方はご存知でしょうが、ありとあらゆる建築部材が根こそぎ値上げのラッシュが続いています。

前々から鉄筋は値上がり傾向でしたが、最近発表された値上げ部材では「ビニールクロス」「クッションフロア」「石膏ボード」その他タイルなどの細かい部材に至るまでもがいっせいに「値上げ」です。

メーカーからの連絡ではその理由について様々なことが書いてあるわけですが、こうもありとあらゆる部材が値上げとなると「便乗値上げじゃないの?」って思いたくもなってきますよね。

またその値上げ幅が半端ない。

しかし、10~30%もの値上げを、よくもメールやFAXのイチ枚で済ませられるよね?

一年前の「建築コスト」が懐かしい

一年前の建築コストで住宅を建てるのはもう無理です。悲しいですが、どう住宅会社が頑張ろうが絶対に無理。

一年前に建てた全く同じ30坪の住宅でも、金額にして100万円どころか200万円アップも嘘では無いくらいになっちゃいました。

ありえませんよね?

たった一年で100万円以上の価格上昇ですよ。

それに対して一般庶民の給料は上がっていないし、むしろ将来が心配になるくらい寂しい日本社会。

この先どうなるんでしょうかね?

建築士makoto

極力コストが掛からない住宅を心がけても、100万円以上のコストダウンというのは並大抵では無理なことです。
住宅建築を考えている方は慎重に、そしてじっくりと住宅会社さんと相談されること、さらに決断は正確に早めにして納期遅延で工程が遅れないように努力されることをおすすめします。
逐一メーカーなどから連絡は来ますから、何かいい情報があったらまたブログに書きますけど、当面は期待できませんね。

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