トイレの器具というのは、安いものは数万円からありますが、高いものですとウン十万円という高級品まである非常に価格の開きが大きい部材です。
トイレにこだわりがある人は高級品を追求したいでしょうが、「たかがトイレでしょ?」って思う人にはウン十万円という金額は出せないはずです。
そのような「トイレにこだわりが無い方」にこそオススメしたいトイレがあります。
それは「TOTOの一体型トイレ ZJ」です。
比較的お手頃な価格でありながらも、「機能性に優れたとてもコストパフォーマンスのいいトイレ」です。
トイレなんて普通でいい、高級品は必要ない、お掃除はしやすいほうがいい、金額もなるべく安いものがいい、必要最小限の機能は欲しい、こんな方はぜひ「TOTOのZJ」を候補のひとつに入れてみてください。
TOTO ZJのこだわり機能
TOTOの一体型トイレZJにはお掃除をしやすくするこだわりがいっぱいあります。
- セフィオンテクト加工された陶器の便器
- 陶器表面に水が馴染む親水性
- 自動でミストを吹き付けるプレミスト機能(ZJ2のみ)
- 継ぎ目のない便座
- ウォシュレットのノズルには防汚効果の高いクリーン樹脂を採用
トイレというのは汚れとの戦いです。いかにお掃除をしやすくして、その頻度を無くすか? これがトイレ選びの重要なポイントかと思います。
ZJの便器には、ナノレベルまで磨き上げたツルツルな便器が採用されています。また親水性の有る便器表面が汚物をすっと流れやすくしてくれます。
これが従来のトイレとはちょっと違うお掃除のしやすさにつながっています。ZJ2だけの装備ですが「プレミスト機能」もあわせればもっと便器を汚れから守ってくれます。
気になる便器のフチ部分ですが、上の写真でも分かる通り、奥の方までぐるっとフチがありません。
便器の水はどこから出てくるのかと言うと、便器の先端部分から出てきます。
ココだけが「フチ」がある形状です。よってお掃除も簡単。
ZJ1とZJ2の違い
実はこのZJには、グレードの違うZJ1とZJ2があります。
基本機能はほぼ同じですが、ZJ2のみに備わる機能はこちらです。
ZJ2のみに備わる機能
- プレミスト機能
- リフトアップ機能
- eco小ボタン
便座と便器の間のお掃除をしやすくしてくれる「リフトアップ機能」。ここって微妙に汚れがたまるんですよね。ボタンを押せば便座がちょっと浮いてくれますから、雑巾などでサッとひと拭きできます。
トイレに座った時にシュワ~とミストを便座に吹き付けてくれる「プレミスト」もキレイ好きには欲しい機能ではないでしょうか?
TOTOのZJは洗い心地のいいウォシュレットです
今やあたり前である「ウォシュレット」。
ZJのウォシュレットは流速の違う洗浄水を交互に出して大きな水玉を作り、たっぷりとした洗浄感を出してくれます。
また水に空気を含ませた大粒な水玉とすることで節水も実現しています。
ZJの残念ポイントもあるけど・・・
私が思う、ZJの残念ポイント。
それは便器の奥の部分の形状です。
この部分って知らないうちにホコリが溜まる場所。で、なおかつお掃除のしづらい、お掃除をしたくない部分ではないでしょうか?
高級なトイレであれば、この部分は化粧カバーがあったりしてスッキリとしていますが、ZJは凸凹しています。きっと知らないうちにホコリがたまって奥様が掃除したくない状態になってしまうんでないかと思うんですよね。
まぁ、トイレの金額を考えれば仕方の無いことでしょうが、せめてオプションでもいいから化粧カバーが選べればよかったのに・・と思います。
そもそも一体型トイレってなに?
最後に「一体型トイレ」というのを説明しておきます。
一体型トイレというのは便座とタンク部分が一体となったトイレのことを言います。
一体型でないトイレは「組み合わせトイレ」といいます。「便器」と「便座(ウォシュレット」と「タンク」、これら3つの部材を組み合わせたトイレのことですね。
それぞれメリットとデメリットがあります。
組み合わせトイレのメリットは便座が壊れた時に便座部分だけを交換することができます。ホームセンターや家電量販店で便座って売っていますよね? あのような便座を購入して交換することができるメリットがあります。
しかし、一体型トイレは便座のみの交換はできません。便座が壊れたら修理するか、トイレまるごとの交換になります。でも、一体型で有るがゆえに「スッキリとしたシルエット」は組み合わせトイレにはできない美しさです。
こだわりが無い方にこそオススメの一体型トイレです
ちなみにZJは「特定法人様向け商品」です。つまりカタログ商品では無いってことです。TOTOの分厚い商品カタログをみても掲載されていません。(単品カタログはあります)
工務店やハウスメーカー経由で購入する商品となっていますので、気になった方は住宅建築を依頼している会社に問い合わせしてみてください。
住宅会社で「取り扱っていません」と言われたらネットで購入することもできますよ。
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