照明で寝室をおしゃれに見せるコツ。ホテルから盗む、印象的に見える照明術とは?

おしゃれな寝室の照明寝室、洋室のこと

いきなりですが、思い浮かべてみてください。

あぁ!素敵ね!て思うホテルの照明は、どんなものがついていましたか?

きっとシーリングライト(天井直付け照明)なんてついていなかったはずです。

ホテルはお客様にくつろいでもらうための空間を提供し、また宿泊してもらったお客様にステキな印象を持っていただく雰囲気を照明で作っています。

ホテルも寝室も、どちらも「寝る」部屋です。

ということはホテルの照明手法に、いい寝室を演出するヒントがあるはずです。

今回の記事では、普通の寝室を題材にし、「照明一つでここまで印象が変わります」という例を、建築士(私のことですが・・・)が新築住宅のお客様に提出するプレゼンパース図を使ってご説明します。

新築の方だけでなく、今あなたが使っている寝室でもできる照明プランです。ぜひ参考にしてみてください。

ホテルの照明を真似して、照明で寝室をおしゃれにしてみよう!

シーリングライト(天井直付け照明器具)は、お部屋全体を明るく照らす照明器具です。

シーリングライト

読み書きするような用途では、手元が暗くなりずらく、とてもいい照明器具です。
ですが空間全体を明るくしてくれるがゆえに、明るいところと暗いところの差ができず、印象的なお部屋を演出する照明器具としてシーリングライトは不向きです

ホテルの部屋はどうして印象的に見えるのでしょうか?
それは、間接的な照明の光によって明るいところと暗いところをつくり、なおかつ「やさしい光の影」ができることによってドラマチックな空間を作り出しているから印象的に見えるのです。

また思い浮かべてみてください。

あなたが好印象を抱いたホテルには、どういう照明がありましたか?

印象的な寝室を作りたいのであれば、そのホテルの照明手法を真似てみればいいのです。


では、ここからは私がお客様に提出するプレゼンパース図を使って解説します。

建築士は誰でもそうでしょうが、今回の記事で説明するような手法でプレゼンを作り、普通の寝室でもお客様に好印象なイメージを持っていただく「作戦」を使っています。(悪い言い方をすると、普通のどこにでもある寝室でも「照明」を使ってお客様を騙し、好印象を持ってもらうのです)

シーリングライトの寝室とスタンドライトを置いた寝室

シーリングライトある寝室

これはシーリングライトを配置した、普通の寝室のイメージパース図です。誰が見ても普通です。
まぁ、この画像に好印象を抱いてくれる方はほとんどいないでしょうね。

この同じ寝室で、シーリングライトを使わずにスタンドライトを設置した画像を見てください。

スタンドライトを設置した寝室

スタンドライトの光によって、奥の壁が明るくなり、その他の壁との陰影の差がでて奥行き感を感じるはずです。

どうぞ、上の画像(シーリングライト)と下の画像(スタントライト)を見比べてみてください。

どうです?間違いなく違う印象を抱くはずです。で、下の画像(スタンドライト)のほうが好印象に見えませんか?実際の空間では、その「差」はもっと大きく感じます。

空間全体を照らすのではなく、面を照らして陰影をつける

人の目は明るい部分に対して視線が行きます。スタンドライトの光が壁にあたって明るく見える部分に奥行きを感じるのです。

シーリングライトでは、これ(奥行き感を演出すること)はできません。空間全体が明るくなってしまい、奥行き感のない「のペーとした空間」になります。

上記の画像では、光があたっている奥の壁に奥行きを感じ、ちょとだけ天井にも光が当たっていることにより、天井も高く感じるはずです。

フロアライトの照明で寝室をドラマチックに

光が下の方(床に近いところ)にあると、安定感と落ち着きを感じることができます。まさに寝室にうってつけの照明ですね。

では、同じ寝室でフロアライトを置いた場合の画像を御覧ください。

たった一つフロアライトを置いてあるだけですが、先程の寝室とはまた違う印象に見えているはずです。

フロアライトは、一日の疲れを癒やす寝室にちょうどいい明るさと、光源が足元にあることによる安定感で、寝室にふさわしい落ち着きを演出できます。

ここまで読んでいただいたあなたは、寝室の照明器具をまだシーリングライトにしたいですか?

きっと違うはずです。

お客様を騙すプレゼンパース図はこれです

普通の寝室をお客様にプレゼンする場合、私なら下図のようなプレゼンパースを作成します。

どうですか? 一番はじめに見ていただいた寝室とは雲泥の差を感じるはずです。どちらも同じ寝室です。(差をわかりやすくするために、過剰な装飾はしてありません)

そして家具が置いてあるのに、一番はじめの画像(シーリングライト)の寝室よりも広く感じませんか?

違うのは照明の当て方だけです。しかも建築化照明(天井や壁を掘り下げた中に照明を配置する手法)のようなコストを掛けずに、だれでも置くだけで出来る方法でこの「差」を作ることができます。

どうぞ真似してみてください

ホテルの照明手法を真似て、ぜひ癒やしの空間を作ってみてください。

ポイントはスタンド照明やフロアライトのあかりを部屋の真ん中には置かずに、壁よりに置くことによって、光を壁に当てて面を照らす事です。

ホテルライクな寝室がほしいです!って建築士に依頼すると、天井などに造作を加えた照明プランで提案してくることも多いはずです。しかし、コストの掛かる建築化照明でなくても、また誰にでもできる方法で、ここまで印象的な寝室が演出できるのか! と思っていただけましたら幸いです。


最後に私がおすすめする、サクッと置けてどんな空間にもあうシンプルデザインのフロアライトをご紹介します。
この照明器具は大中小のサイズがあります。また置く場所の広さによって大きさを選んだり、テーブルなどの上にちょっと置きたい場合にも対応できますのでおすすめの照明器具です。

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