寝室は一日の疲れを癒やし、豊かな睡眠をとるための場所です。まぁ違う用途の方もいるでしょうが・・・
その部屋の照明(夜勤の方以外で大部分の方はそこに夜いることが多いでしょうから)をちょっと工夫するだけで全く違う部屋になり、ぐっと魅力のある・ずっといたくなる部屋になります。
今回はその部屋 寝室の作り方、照明を軸にして考えていきます。
部屋の大きさは7.5畳で検討します
下記の間取りで今回は検討します。実質寝室の広さは7.5畳です。セミダブルベットが2個横並びに配置して丁度いいサイズですね。
もっと広い寝室がいいですが、日本の住宅では実際このくらいの大きさが一般的ではないでしょうか?
間取り、部屋の形はこれで十分かと思います。図面上左上にウォークインクローゼットも配置され収納にも不満はないかと思います。
この部屋を、まぁ普通に仕上げると下記のような部屋でしょうか?
普通です。明るいインテリア色ですので不可もなく可もなくと言ったところでしょうか。悪くないんですよ、別に。
ですが、ちょっと一工夫してみましょう。
一般的に寝室は夜いることが多い部屋かと思います。よって照明をちょっと変えてあげるだけで雰囲気は変化します。
上記の部屋は普通の照明(いわゆるシーリングライト)がついています。
昨今のシーリングライトは多機能であり魅力的な照明です。調光(光の強さ明るさ暗さの調整)、調色(光の色の調整)機能は当たり前で、中にはスピーカー内蔵タイプだったり、プロジェクター内蔵ライトまであったりします。
その機能は魅力ではありますが、いまひとつデザイン性に乏しくはありませんか?シンプルな丸形でなく、ちょっとデザイン性のある形のものを選んだとしてもです。
照明をダウンライトにしてみよう
ダウンライト 天井に埋め込まったライトのことです。大きさは直径100mm前後のものから様々なものがあります。形も四角のタイプもあります。
その光の強さも様々であり、一個一個が小さいですので、ダウンライトを何個か天井に設置しないと部屋全体の明るさが確保できません。
まずは中央に4個のダウンライトを配置したパターンを見てみましょう。
どうですか?ダウンライトというだけで、また4個配置されているだけでなんか違う雰囲気になったと思いませんか?
おっと!言い忘れました。最近の光源はLEDが一般的ですので、そのライトの色も機種選択の際に考えてみてください。上の画像は電球色でシミュレーションしてます。
これは寝室にはダメなダウンライト配置パターンです。
昔からよく見る、部屋の四隅にダウンライトを配置するパターンです。
部屋全体の明るさを確保する場合に使用する配置パターンです。
ですが、なぜ寝室にはおすすめしないのでしょう?
寝室は寝るところです。人間寝るときには横になります。つまり横になって寝るとき、まぁ寝る前に本を読んだりスマホ見たりするかもしれませんが、必ず天井が視界に入ると思います。その横になって天井見た先に明るいLEDの光源があるので眩しいはずです。
こんな感じに。
この画像ではそれほど感じませんが、実際は60Wクラスのダウンライトでも結構眩しいです。これから寝るって時に・・・
ちょっと変えて足元方向にダウンライトを配置しましょう
寝転がったときにまぶしくない位置、足元方向の天井にダウンライトを配置してみましょう。
うーん?暗いです。画像でも暗く感じますので、実際はかなりくらいです。
ではそれを補うために壁に照明を配置しましょう。
ブラケット照明というものです。
ぐっと明るくなっていい感じです。
ブラケット照明にも種類は多数あります。画像のように壁に光が広がるもの、上下方向のみに光が広がるもの、スポットライトのように首が動かせるものと多数ありますので用途に応じて選んでみましょう。
ダウンライトも壁の方に寄せることによって壁への反射光も期待できます。
これで雰囲気もいいのですが、本を読むときにはちょっと暗い。
次はスタンドライトなどの補助照明を追加しましょう。
スタンドライトの光によって、この場合は手前のベッドでの読み書きには役に立つはずです。
ここで一番最初の画像 一般的なシーリングライトの照明の画像と比べてみてください。きっといい感じになったと感じてもらえるはずです。
照明一つとっても部屋の雰囲気は全く違ってきます。今回は寝室での照明パターンを検討してみました。皆さんの家造りの参考にしてもらえたら幸いです。
最後に補足で。
照明だけでなく壁紙もちょっと変えてみましょう。
どうですか?
もう全然違う部屋になりました。自分の好きな色の壁紙、癒やされる柄を選んでみてもいいでしょう。
では、また次回は違うテーマで家造りについて検討していきます。
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