おしゃれさんにオススメ。寝室に洗面台を設置する間取り。

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洗面台は一般的には洗面所に設置される設備機器です。

しかし、最近は洗面台でメイクする方が増えてきたようです。 そして私が最近お客様のお宅を訪問して思うのですが、鏡台を置いてある家庭はほとんど見かけないように思います。

女性の方はどこでメイクしますか?

リビングやダイニングのテーブル上や、きっと洗面所でメイクしている方も少なからずいらっしゃるかと思います。
最近の洗面台はこのようなメイク用途にも便利な工夫がされています。細々とした用品をしまう引き出しが充実していたり、より顔がキレイに見えるLED照明が装備されている洗面台がそうです。洗面台自体のデザインもいわゆる「洗面台」というデザインではなく、とてもオシャレなものが増えてもいます。

しかし洗面所というのは家族みんなで使用するものです。そしてだいたいは浴室に隣接していて、お風呂上がりのお父さんも使用しますから、お母さんがおちおちとメイクや身だしなみを整えることに長居することが困難な場合も考えられます。

ならば、いっそのこと寝室に洗面台を設置してしまえ! という提案です。メイク用途に限らず「寝室に洗面台」という間取りは結構便利な間取りかもしれませんよ。

目次

メイクをする場所に求めるものは?

こんなデーターがあります。メイクをする場所では何を重視する? というデーターです。

引用 LIXILの調査データーより 2018年

上記の統計から、「座って化粧できる」という事と「水が使える」ということがポイントです。

洗面所に設置した洗面台の前に椅子を設置すればこのご要望には答えることができます。しかし椅子を設置できるほどの洗面所はなかなか難しいのが実情ではないでしょうか? きっとメイクなんかしないお父さんにとっては椅子なんて邪魔でしかないはず。

また、もし寝室に鏡台があれば椅子に座ってじっくりメイクをすることができるでしょうけど、今度は水がありません。いちいち水を汲んできたとしても、排水するところがありません。洗面器に入れた水なんかでは、こぼしてしまわないか不安で仕方がありません。

これをいっぺんにかなえるとすれば、専用の場所を作ればいいのかもしれません。メイク室とかね。でも一般的な住宅では専用部屋なんて夢のまた夢です。ということで、このご要望を叶えさらに考えを発展させて行き着くのが「寝室に洗面台」というご提案です。

寝室であれば、そもそもスペースがありますから、大きな鏡や収納スペースも余裕をもって設置できるはずです。

寝室に洗面台がある間取りならばこんなことが可能になります

ある程度の広さの寝室に洗面台を設置すればこんなことが可能になります。

  • 椅子を置いても邪魔にならない広さがある
  • 寝室の照明と洗面台の照明で十分な明るさが確保できる
  • 他の家族に邪魔をせず、じっくりメイクができる
  • カウンターなどを併設すれば、広い作業スペースが確保できる
  • 暑い洗面所ではなく、冷房の効いた寝室でじっくりメイクができる
  • 隣接したクローゼットを活用し、服装チェックも同時にできる

4.5畳や6畳の寝室では難しいですが、8畳以上の寝室であれば部屋の一角に洗面台を設置しても大丈夫でしょう。

こうすれば、もう渋滞している洗面所でせかせかとメイクしなくても、散らかったダイニングテーブルでメイクしなくても、じっくり身支度を整えられます。また寝室内で「ちょっと手を洗いたい」や「ちょっと水がほしい」などにも即座に対応できます。

このような間取りであれば、実はお父さんも助かるはずです。歯磨きをする、朝顔を洗う等に便利に使うことができます。

気をつけなければならないこともあります

気をつけなければならないことは、まず「匂い」の問題。整髪料やその他洗剤など多少匂いもあるはずです。パートナーが居る寝室ではお互いの支度から発生する「匂い」について注意しなければなりません。

また多少の「水」に対する注意も必要です。床にポタポタ、コップに入れた水がドバッ!など寝室であるがゆえに注意しなければなりません。

おすすめの洗面台は?

では洗面台選びで注意したいことは何でしょうか?

それは、間違っても「普通」の洗面台を置いてはダメということ。思いっきり生活感が出てしまいますからね。寝室に設置する上で重視したいのは「おしゃれさ」です。

また器具選びで注意してもらいたいポイントがボウル面の高さです。洗面用途に向いているボウル部の高さは85cmです。75cmタイプの商品もありますが、これだと洗面時の腰への負担が大きくなります。しかし、座って作業する場合は85cmでは高いです。一般的なテーブルの高さは70cm~75cmですので、今使っているテーブルと比較してもらえればちょっと85cmでは高いの事がご想像できると思います。85cmの高さを選び、座って作業する場合はちょっと高めの椅子が必要です。

そんな用途にも柔軟に応えてくれる、私がおすすめする商品はLIXILルミシスです。

カウンター形状もオール引き出しのタイプから半分カウンター形状のものから選べ、横幅寸法も柔軟に対応できます。もちろんカウンターとボウル面の高さも3パターンから選ぶことができますよ。そして、ボウル形状や鏡のサイズ、収納の大きさもたくさんの種類から選ぶことができます。そして何よりスタイリッシュな形状が生活感のない特別な寝室にしてくれます。

LIXILウェブサイト

LIXILのルミシスは高級な金額です。普及品のキッチンが購入できるくらいの金額になってしまうのがネック。予算的に厳しいのであれば、造作でお気に入りの洗面台を作るのもいいでしょう。

造作とは?
大工さんにカウンターを設置してもらい、そこにボウルや水栓などをセットする手作り品のことです

カウンターをセットしてお気に入りのボウルと水栓を選び、メーカー品ほどではないけどもちょっとした棚を設置すれば、メーカー品を購入するよりも安価におしゃれな洗面台をつくることができます。この場合、ボウルと水栓選びでおすすめするメーカーはカクダイというメーカーです。豊富な種類のデザインからきっとあなたの好みの商品を選ぶ事ができるはずです。

カクダイウェブサイトへ

まとめ

2階の廊下に洗面台を設置するという間取りは、結構な頻度であるプランです。ですが、廊下にあるとどうしても通行のじゃまになったり、居室に比べ寒かったりと不便なことも多いはずです。ましてや椅子を設置するなんてことはスペース上難しいはず。

それならば、利便性も考えて2階の居室内に洗面台を入れてしまう間取りであれば、今回の記事のテーマであるメイク用途も十分に兼ねる事ができるはずです。

寝室にちょとだけ洗面台スペースを作ってみてください。きっとあなたの生活レベルが向上するはずです。

これから家造りするなら!

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