「リメイクシート」でお部屋をモダンリビングへお手軽リフォーム!

お部屋の壁は生活していると、どうしても傷は付いていきます。いくら気をつけていても知らずしらずのうちに壁紙が「べろっ」・・・。他の壁面は大丈夫でもこの面だけの傷が気になる時ってありますね。

また、長年慣れ親しんだ壁の柄から新しい壁紙へ張り替えて、お部屋のイメージを変えてみたくもなりますよね。

そんな方(お客様)からご相談を受けると、私の職業柄(建築士)では「壁紙のクロスを張り替えるお見積りをご提出します」と申し上げます。

しかし、”壁紙のクロス張替え”と言ってもその費用はバカになりません。

1平米あたり1500円〜2000円前後がクロス張替え工事の相場ですが、これに家具移動費や電気設備の脱着費、さらには養生費などが加算されます。 また、部分的なクロス張替え(壁一面とか)というような少面積の場合では平米単価計算ではどの業者でも施工してもらえません。

ゆえに10平米程度では、10×2000円=20,000円 という計算式は成り立たず、もちょっと上乗せされた費用で計算します。

建築士
業者にもよりますが、10平米程度以下では一式30,000円〜ぐらいが相場ですね。
壁一面張り替えるのにこの金額は痛い!
また築年数の経った物件では、そもそも同じ壁紙があるとも限りません(どのクロスメーカーでも、おおよそ2〜3年でクロス柄のモデルチェンジをします。量産品クロスなどでは長期生産継続品というものもありますが)
であるならば、「いっそのこと自分で思い切った柄にリメイク施工してしまえ! 」っという気持ちになりますよね(建築業界の私が言うのもなんですが・・・)
ということで、今回はリメイクシートでの壁紙リメイクに、クロスを貼る技術に関しては素人である私が挑戦してみました。
結果的には「結構いいじゃん!」って思うくらい雰囲気よく仕上がりました。
それほど施工も難しくありませんでしたので、壁の傷を隠したい方やお部屋の雰囲気を手軽に変えてみたい方は、費用を抑えられるリメイクシートを自分で楽しく施工して、お気に入りの壁になるように挑戦してみることをオススメします。
目次

リメイクシートの施工準備

まずは自分が張りたい柄のリメイクシートを選びましょう。

リメイクシートは百円ショップでも売っています。ダイソーやセリアなどの主要百円ショップでは、どこの店舗でも複数の柄が置いてありますね。

百円で購入できるのは、気軽に壁紙リメイクに挑戦できるので魅力ですね。今回、私もダイソーで「モルタル柄」と「木目柄」のリメイクシートを購入してみました。

しかし、実際に購入してみて「百円ショップよりも他で購入したほうがいいかな?」と思ったことがあります。

それは、百円ショップでは「一本あたりの量が少ない」ことと「選べる柄が少ない」こと。

気に入った柄をちょっとだけ施工する分にはお手頃で良いのですが、壁一面のような広い面積を施工するにはいかんせん量が少なすぎます。壁一面にリメイクシートを貼る場合には後述するネットショッピングなどで量の多いものを購入する事をオススメします。

張りたいリメイクシートが決まったら、次は施工道具を揃えましょう。

施工に必要な道具

リメイクシートを施工するために必要な道具は、「ローラー」、「カッターまたはハサミ」。以上!

最低限これだけあれば施工出来ます。

シート裏面が粘着面になっていますから、「のり」などは必要ありません。

この他に必要な道具を強いて言えば、壁を拭くための「雑巾」と、まっすぐ切るための「定規」、角部分を押さえる為に使用する「竹ベラ」などがあればより良いでしょう。施工に必要な道具の中で「特別な物」と言えばローラーくらいで、あとはどこの家庭でもあるものですから、道具代に余分なお金がかからないのもいいですね。

建築士
ローラーも百円ショップで売っているよ!

リメイクシートは「壁に貼るだけ」。でもまっすぐに「貼る」

では、さっそく貼っていきましょう。

今回リメイクシートを施工する壁はコチラです。

この壁にも程よく傷が付いている

今回、私は二色の柄を購入しました。

大きな面積に貼る「モルタル柄」とアクセントとして貼る「木目柄」の二色です。木目柄は写真左側のちょっとボコッと飛び出している部分に張ります。

真っ直ぐなサッシ枠に片面を合わせる

リメイクシートを貼ってみて思ったのですが、このシートは裏面全体が粘着面になっているのが曲者ですね。言ってみればシート全体がテープみたいな状態。よって張り付けてから「ズルズル〜」とスライドすることは出来ません。

キレイに隙間なく貼るためには、いきなりシート全体を貼り付けるのではなく、張り付けたい場所の一部のところだけ張り付け、まっすぐかどうかしっかり確認して位置を決め、その後にシート全体を貼り付ける必要があります。

写真のようにダイソーの商品は「折ジワ」がありますが、これは問題なく消えますので気にしなくても大丈夫です。

  • いきなり全体を貼り付けるのではなく、どこか基準となるポイントから貼り付ける。
  • シートを押さえるときは中央部から周囲に向かって空気を抜く感じで。

角部分はシートの折り返し分をちょっと残しておくと良いですね。

角部分はちょっとだけ折り返して貼るのがオススメ

このように折り返し部分を残して貼り付けて、写真上の右側の壁面のシートをちょっとだけ被せて貼ると、張り上がったときに角部分がきれいに見えます(隙間があると元のクロス地が見えてしまう)

で、ローラーで「コロコロ」します。シートの中にある空気を中央部から周囲に逃がす感じで行うのがポイント。

ローラーをあてるときは優しくコロコロしましょう

で、これまたあとで気づいたのですが、壁面がキレイに見えていてもうっすらホコリが付いているので、シートを貼る前に乾いた雑巾で壁のホコリを払っておくのがいいです。ホコリが付着したままシートを貼り付けると粘着力が低下します。

次に大きな壁面にシートを貼っていきますが、ここでまたシート全体の粘着面が曲者になります。

なにせ一度貼り付けると「ズリっ」と動きませんから、先程と同じように角を決めてから全体を貼り付ける必要があります。今度は面積が広いから一人で施工するには工夫が必要です。

下記のように剥離紙を全て剥がさずに一部のみ剥がして角を決め、位置が定まってから徐々に剥離紙を剥がしていくのがキレイに貼るポイントです。

全部の剥離紙を剥がさない

シートを貼っていくとどうしてもシート内に空気が残ります。なるべく気泡が少なく貼っていくほうが後々楽ですから、シートは中央部から周囲に向けて押さえて貼っていきましょう。

中央部から押さえていく

シートとシートをジョイントする場合は、ぴったり継ぎ目を合わせるのはなかなか難しいです。よって片方のシートをほんの少し被せるようにシートを貼るとキレイに見えます。

ですが、色が薄いシートだと重ねた部分が透けて見えますので、シート同士をあまり重ねすぎないのもキレイに仕上げるポイントです。

重ねたシートが透けて見える

 

このようにシート全体を貼り付けて完了なのですが、貼ったあとに「ミミズ腫れ」のように一部が浮いてくるときがあります。

ドライヤーで少し温めてローラーでおさえる

シートがうまく粘着していないのか、ジワ〜って浮いてくる感じです。

そんなときはシートをドライヤーで温めて、優しくローラーで押さえましょう。ゴリゴリやるとシートが破れますのでそっと優しく押さえてください。

こうするとしっかりと粘着します。

 

で、出来上がった状態がコチラ!

初めての施工でもキレイに貼れた

超お手軽なリフォーム術のひとつですね

一般的なビニールクロスの表現性の豊かさにも驚きますけど、このリメイクシートのリアル感も本当にびっくりしますね。木目の部分などは写真で見る限り本物にそっくりに見えます。

しかもこれをいとも簡単に施工できる。また誰でも(コツはいるけど)施工できる部材だから、我々建築業界にいる人間も今後のリフォーム提案の手法を考えさせられる部材ですね。

建築士
リメイクシートでリフォーム提案するのも「有り」でしょうかね?

今回はダイソーの”100円”商品で施工しましたが、先程述べたとおり大きな面積をリメイクする場合は百円ショップのシートではなく、ある程度の量を(継ぎ目もなるべく少ないほうがいいから)まとめて発注したほうが返ってお買い得です。

柄も百円ショップにはないものが豊富にありますから、間違いなく自分のお気に入りの「壁」が出来上がるはずです。


 

 

 

 

 

 

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