ダウンライト 天井に埋め込まったライトのことです。これ、カタログには何ルーメンとか何ルクスとかは書いてありますが、そんなの一般人にはどんな明るさなのか想像できるわけがありません。
今回の記事で全てはわかりませんが、多少は選択の際の参考にはしていただけると思います。
キッチンエリアのダウンライト
昔は棒形状の蛍光灯が一般的でした。しかし昨今の住宅では同じ棒状の照明でもLEDのものや、ダウンライトの多灯使いが一般的です。
一般的なキッチンエリアの広さは、おおよそ4畳前後でしょうか?
棒形状のLEDライトの場合ではなく、今回はダウンライトの場合の参考記事を書いていきます。
では、その広さのキッチンにいったいどのくらいの明るさのダウンライトを、何個配置すればOKなのでしょうか?
下記の写真を御覧ください。
これはこのダウンライトを3個使用しています。(キッチン真上の手元照明は別です)
どうですか?
写真ですので実際とはちょっと違ったように見えるかもしれませんが、十分な明るさです。あまりたくさんのダウンライトの多灯使いは天井がうるさく感じますが、これくらいであれば大丈夫です。
一坪の広さの洗面所のダウンライト
次の写真を御覧ください。
これは同じ明るさのダウンライトを一個だけ真ん中に配置した洗面所です。
どうですか?
これも十分な明るさです。
0.5畳の広さのトイレのダウンライト
次の写真を御覧ください。
これはこのダウンライトを一個だけ真ん中に配置したトイレです。
今までと違い明るさはワンランク下の白熱灯60Wクラスの明るさですが、十分な明るさです。
どうでしょうか?
なんとなくダウンライトの配置を考えるのにちょっとだけでも参考にしていただけると思います。
ダウンライトの配置位置
今までの写真はすべてその空間の中心よりに配置しています。しかしダウンライトの場合はわざと壁際に寄せて、光を壁に当てる配置をすることがあります。
そうすることにより、白っぽい壁であれば光が壁に反射し空間全体の明るさを確保したりします。また濃い色の壁であれば印象的な壁になります。言い換えればかっこいい壁の演出になります。
以前投稿した、寝室の照明を考える記事内に書いた照明の配置手法ですね。
この光のエリアに絵画や写真などを配置してもいいでしょう。
ちょっとプチ知識
この壁に光を当てる手法ですが、壁の凹凸がくっきりと浮き出てきます。一般的な壁はまっ平らでしょうが、クロスの僅かな段差でも、このようにサイドから当たる光で完全にわかる状態になってしまいます。
これは下地を作る大工の技術、クロス職人の技術によっては悲しい壁が出来上がってしまいます。といっても、こうなってしまった場合は住宅会社さんへ苦情を言っていいです。新築であれば、そこにダウンライトを配置するのをわかって施工しているのですから、影響が出ないように施工するのは当たり前だからです。それがプロです。
会社によっては、下地が悪かったですねーとか、クロスが薄いからしょうがないですねー、なんて言い訳する人もいるかも知れない。しかしそんなの完全に言いわけです。どんどん苦情を言ってやり直してもらってください。
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