建物が主役であり、家具や小物は脇役であるとして解説します。
今回の記事では、その主役である建物を引き立てる脇役の家具や小物によって、こんなにもインテリアは変わるんですよ!、だからこうしましょうね〜というお話です。
お部屋のテーマはシンプルモダンです。
今回建築したシンプルモダンな住宅を題材に解説します。
この物件は小さいながらも実用性に富んだ間取りとしております。
1階のリビングはこのような感じです。(家具を配置する前の写真です)
床は白木目のフローリング、壁はクロス張りですが(なにせ予算がないもので・・・)色をモノトーンで統一し、キリッとした雰囲気に仕上げました。
特に造作的なデザインもなく(すいません・・・予算がないもので・)、デザイン的にもシンプルな住宅です。
ぶっちゃけ、ちょっと男性的すぎたかな?と後悔しておりますが。
この画像見た方も、なんか寂しいリビングだな?と思っている方も多いでしょう。
しかし、このシンプルなリビングに雰囲気のあった家具を配置することでイメージが激変します。
家具でお部屋のイメージが激変
家具にも高級なものからシンプルでお手頃なものまでたくさんあります。
今回配置した家具はちょっとだけ高級なものになります。
どうでしょうか?
インテリア空間の色合いや雰囲気に合わせた家具や小物により、イメージがかなり変化したと思います。
アクセントで入れた照明器具が雰囲気向上に一役買っています。
反対側からの写真はこんな感じです。
違うアングルからの写真
他のアングルの写真もどうぞ。
名脇役の家具や小物たち
お部屋の雰囲気を向上させる為には小物が重要!
今回の物件で配置した家具はちょっとだけ高級なものですが、お部屋の雰囲気を向上させるには、それほど高級な家具でなくてもいいと私は思います(家具屋さん、すいません!)
というのは、
TVボードやダイニングテーブル、カウンターなど、それぞれに小物を配置してありますが、実はこの小物たちによって雰囲気がよく見えているのです。
この上の写真のダイニングテーブルにも花瓶に入った緑がありますよね?
これがなかったらどうでしょうか?
きっと物足りない写真になっているでしょう。
TVボード上の小さな照明と緑がなかったら?
これも今回の写真ほど好印象には映らないと思います。
家の基本ができていなければ何も意味はない
お気に入りの家具や好きなアーティストのポスターなどでお部屋を飾れば、きっとあなたの生活も豊かになるでしょう。
しかし、そうは言っても住宅としての基本ができていなければ何も意味がありません。
使いにくいキッチンや、ほしいところにコンセントがない家では、いくらかっこよくても満足はできないでしょう。
家具や小物は後からでも買い換えることはできます(物によってコストは違いますが・・・)でも住宅の間取りや設備をあとからリフォームするとなると大掛かりなことです。
それと私のお客様でも、壁紙や床をかなり凝ったデザインを選ばれる方がいます。
それはそれで否定はしませんが、家はシンプルでいいと私は思います。
シンプルな住宅であれば、あとからいくらでも家具や小物で着飾れます。
今回の題材の建物のように、いくらでも変化させられるのです。
壁紙などを凝ったデザインに一生懸命考える時間を費やすよりも、住宅の基本を考える時間やコストに回したほうがいいと私は思います。
お住まいになられながら、小物などで家をカスタマイズするのも楽しいものです。
その結果、豊かな生活が送れる満足した家が完成するのではないでしょうか?
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