住まいの外構工事を誰に依頼する?業者による違いを解説

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以前の記事でも書きましたが、家の外構工事があるかないかで、住まいの雰囲気はガラッと変わります。

少ない予算でも可能な限り自分の思いに近づけたものにしたいものです。

今回はその外構工事をどの業者へ依頼するか?について解説します。

初めに言っておくと、「金額も大事ですが人も大事」ということです。

外構時の施工風景
目次

外構工事の業者選び

依頼する業者はいくつかあります。ハウスメーカー、工務店、外構工事専門店、ホームセンター、知り合いの外構職人、などがあるでしょうか。

この、工事を依頼する業者は、新築工事と連続して外構工事も進める場合と、すでに家に住み始めてから工事を検討する場合ではちょっとだけ違います。

新築工事と連続して外構工事を依頼する場合

完成度の高い外構工事にする為には、間違いなく住宅建築を依頼している業者との新築工事計画と同時に外構工事も計画していくことをおすすめします。

新築工事の打ち合わせ風景

なぜなら、

駐車場からの動線や、リビングなどの重要な部屋からの眺望などは、建物と同時に計画してこそ無駄のないデザインが可能となりますし、外構工事の要素(植栽や照明あるいはポストがある門柱)なども同時に、おおよそでもいいですから計画しておけば、あとで失敗することを可能な限り少なくすることができるからです。

例えば、

  • せっかく設置した駐車場のカーポートの屋根が、リビングの窓から中途半端に見える状態になってしまったら?
  • その駐車場から玄関までのアプローチ上にエアコンの室外機などがあったら?
  • 植栽を植えたいポイントの奥にエアコンの室外機があったら?
  • おしゃれな外部水栓をつけたいけど、そこに浄化槽があったら?
  • インターホンやおしゃれな照明をつけたいけど、外部に電線が出ていなかったら?
エコン室外機の画像

どれもこれも新築時から計画していれば、間取りの工夫や設備の設置位置の工夫によって防げるものばかりです。

よって、新築工事と連続して外構工事を進める場合は、家の工事を依頼している業者である、ハウスメーカーや工務店に依頼することをおすすめします。

しかし、この場合のデメリットもあります。

ハウスメーカーや工務店に外構工事を依頼する場合のデメリット

ハウスメーカーや工務店の担当者は、家の専門家ではあるけど外構工事の専門家ではないということです。

外構工事というのは、住宅建築とは違うノウハウが必要な業種です。

ただ単に駐車場の土間コンクリートを打設するだけであれば、ハウスメーカーであろうが外構工事業者であろうが、どこの工事業者でも同じような施工ができます。

しかし、デザイン豊富な駐車場や機能性に富んだ駐車場などを計画するには、様々な知識が必要です。

普段から外構工事を施工している方であれば、門柱の高さやデザイン、素材の使い方など、どのように設置したらキレイに見えるか、あるいは使いやすい位置はこのあたりか?といったアドバイスをどんどんしてくれます。

でもハウスメーカーなどの担当者では、「このくらいでいいでしょうか」くらいのアドバイスしかできないと思います(人によりますが・・・)

また、ハウスメーカーの外構工事は金額面でどうしても高くなります。

理由は仕事の流れが何段階にも、いくつもの業者に及ぶからですが、ハウスメーカーが外構工事を施工する場合は、このような仕事の流れとなります。

ハウスメーカー → 外構業者→(外構資材販売店)→ 職人 

それぞれの業者で利益を得ますから、必然的に金額が高くなるのです。

でもハウスメーカーはその大きな購買力によって、同じ部材でもメーカーから安く仕入れる場合もありますから、商品単体ではものによっては安い場合もあります。

結論とすれば、ハウスメーカーなどと建物と同時に打ち合わせを進行し、見積もりを出してもらって建物とひっくるめた金額で値引きなどの交渉をするのがいいでしょう。

担当者の知識不足の場合もありますから、お客様の方から雑誌などの切り抜きをみせて、自分のほしい外構工事をどんどんアピールすることも重要です。

家に住み始めてから外構工事を検討する場合

この場合は、どこの業者に依頼しても条件は同じですから、提案力がありコストが安い業者に依頼するのがいいでしょう。

つまり、外構工事専門店に依頼するのがベストでしょう。

それほど重要なことではありませんが、外構工事専用のCADソフトというものがあります。(CADソフトとはパソコンで図面を書くソフトです)

ハウスメーカーなどが使用しているCADソフトは住宅総合CADソフトですが、このソフトの場合は外構工事のマテリアル(パースなどで表現する場合の素材)は代表的なものしか表現できません。

CADソフトで描いた外構のイメージ画像

しかし外構工事専用CADソフトであれば、外構工事に関するほとんどの要素を表現できます。外構工事専門店はこの外構工事用CADソフトを使用しています。

同じような外構工事のプレゼンを依頼しても、ハウスメーカーや工務店などと外構工事専門店とでは、そのプレゼンのクオリティが違って見えるのはその為です。

CADソフトで考えるのが全てではありませんが、少なくとも表現できない要素があるということは、お客様に提案することも省かれてしまうこともあるかもしれません。

また専門店ですから、日夜そのデザインや施工の工夫、技術の研鑽を行っています。

よって、完成した時のクオリティは高いものが期待できます。

また、全ての外構工事専門店が当てはまるわけではありませんが、専門店のお抱えの職人がいることや、実際に工事をする職人が社員であることもあります。

よって外構工事だけのコストで考えれば、人件費の面で有利になることもあります。

最後に

初めにも書きましたが、金額も大事ですが人も大事です。

外構工事だけでなく新築工事でもなんでも、どれだけお客様の目線に立ってその工事のことを考えてくれるか、が重要です。

見積もりを依頼してもいくら経っても出てこない、電話で問い合わせしてもあいまいな返事しかしてくれない、といった担当者はズバッと切り捨ててもいいと思います。

そのような担当者では、おそらく良い提案は出てきませんから。

これから家造りするなら!

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