「床はEIDAI」
住宅関係者ならこんなフレーズを聞いたことがあるかと思いますが、そんな言葉で表されるように建材メーカーである「EIDAI」には多数のフローリング材のラインナップがあります。
そのEIDAIから2021年10月に新しいフローリングが発売されました。
その名は「銘樹モクトーン」。
名前からなんとなく想像できるかもしれませんが、このフローリングは「突板仕様」です。
「突板仕様」とはなんのことかは後で解説するとして、まずはたくさんのカラーバリエーションがある銘樹モクトーンのラインアップを御覧ください。
なんと13種類ものカラーバリエーションがあります。
木目のはっきりとしたタイプからサラッとした木目のタイプ、昨今流行っている?くすんだカラーまで、様々なテイストの家に合わせられるフローリング材です。
表面はサラッとした質感
この銘樹モクトーンが発売される前は、銘樹Jスペックというフローリング材がありました。
そのJスペックも突板仕様でしたが、「The 床」とでも言いたくなるような若干ですが光沢感のあるフローリングでした。
しかし今回発売された銘樹モクトーンはサラッとした質感の表面仕上げで、光沢感はありません。ワックスを塗ってピカピカにしました!みたいな床が好みの方には向きませんが、ナチュラルで落ち着いた質感に好感をもてます。
また表面に天然木突板を使用しているため、一枚一枚で全く同じ色柄というのはありません。
機能は豊富で、もちろん抗ウイルス・抗菌加工!
銘樹モクトーンの機能にはコチラです。
- キャスター対応
- 車椅子対応
- すり傷に強い
- 凹み傷に強い
- ワックスフリー
- 床暖房対応
- 抗ウイルス・抗菌加工
去年から騒がれだした抗ウイル加工もついに搭載されましたね。実際にどれほどの効果があるのかは定かではありませんが、SIAAの認定を受けているため安心ですね。
私のオススメはアッシュクリア色
これきれいですね!
美しい木目とナチュラルなカラーが、派手すぎずそれでいてフローリングの存在感を演出する、ぱっと見で気に入りました。
白いソファや家具があるような明るい部屋にベストなんじゃないでしょうか?
価格帯は?
この銘樹モクトーンの価格ですが、定価が1ケース(1坪)で30,000円(税別)です。
実際の販売価格は住宅会社さんによってまちまちでしょうけど、価格帯とすれば真ん中よりちょっと下くらいのグレードでしょう。
無垢フローリングのような木質感がほしいけど、コストに厳しい方にオススメなフローリングです。
突板って?
最後に「突板」について解説しますね。ちなみに読み方は「つきいた」です。
突板とは本物の木をものすごく薄くスライスし、合板の基材などに張り付けたものを言います。よって表面は本物の木そのものであり、プリント印刷された表面材にはないリアル感が特徴です。(ほとんどの商品が表面に塗装をしてあります)
また木をスライスせず、そのままの材料は「無垢(むく)材」と言います。
当然ですが、その材料を構成する材が木まるごとである無垢材のほうが高価であり、価値もずっと高くなります。しかし仕上がってしまえば表面しか見えない床では、薄くスライスした木を張ってある突板仕様でも本物の木の質感が味わえるんです。
プリント仕様のフローリングとは違う「本物感」を、安いコストで味わえる突板仕様のフローリング。
一生住むであろう家ではある程度のグレードがあるものを選ぶのをおすすめしますよ。
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