玄関土間のある間取り

玄関土間=DKの家 土間生活を楽しむ人にはもってこいな間取りです。

土間

地面と同じ高さの床で、土足で入る空間が土間です。

昔は農機具をしまったり、かまどなどをおいてそこで料理をしていました。最近では、この「土間」という空間が見直され、自分のライフスタイルに合わせた空間として活用することが見直されています。

普通の部屋とは特徴が異なりますから、当然メリット、デメリットがあります。そのデメリットを理解した上でメリットを活かし、自分らしい空間を創ってみませんか?

今回の記事では、玄関土間とDK(ダイニングとキッチン)がつながった間取りを提案します。

うぇ!そんな間取りはあり得ないよ!と思うあなた。ちょっと覗いてみてください。

土間とは

まず、「土間」という空間を理解し、玄関土間=DKという間取りを御覧ください。

玄関土間=DKの間取りのメリット

土間は土足のまま入る空間ですから、外と中がつながったような空間ということが最大のメリットです。

つまりガーデニングなどで外から収穫してきた野菜などをそのままダイレクトに室内に持ち込めます。当然、外で土汚れなどは洗うでしょうが、多少ポタポタ水が垂れても問題有りません。

これは普通の買い物でも有利です。たくさんの買い物も土足のままキッチンまで運ぶことができます。逆の動作、つまり生ゴミなどの汚れたものも、スムーズに気にすることなく外へ出すことができます。

玄関土間=DKの間取りのデメリット

基本的に土足で生活する空間ですから、床でダイレクトに寛ぐことはできません。土間を居室とする場合は、一般的なリビングのあるようなこたつは活躍できません。テーブルや椅子、多少汚れても大丈夫なソファなどが必要です。

また一般的なコンクリートやモルタル造りの土間では、冬期の底冷えが心配です。コストはかかりますが、床暖房や暖炉などの暖房器具が欲しくなります。逆に、薪の暖炉では床の汚れを心配しなくてもいいかもしれませんが。

あと、どうしても土足で生活する空間であるがゆえに、ホコリなどが気になるのかもしれません。

非日常感の演出に土間はいいかもしれません

玄関から室内に入ると、まず視界に入るのは土間続きのDK。ここはお店ですか? とでもいいたくなるような光景です。

玄関を入ると土間続きのDKが広がる

ここから買い物帰りのお母さんはキッチンへ直行、子供たちはキッチン前に作ったカウンターで宿題、お仕事帰りのお父さんはテーブルでビールを一杯!なんて光景が想像できます。

何よりも、普通とは異なる非日常感のある光景が特徴の間取りです。

土間のメリットを活かす

買い物から帰って来た時にキッチンまで行く光景を、なんとなくシミュレーションしてみてください。

普通の家では、荷物を床に置く→ここで靴を脱ぐ→玄関框の段差を一段乗り越える→荷物を持って室内へ、というように4段階の動作が必要になります。しかし、この間取りであれば、荷物を持ったまま・靴を履いたままキッチンへ直行できます。

ですが、玄関から丸見えになるDKですから、その買ってきたモノを置いておく(隠しておく)場所も重要です。生活感が丸出しにならないように、キッチン背面に扉で仕切ったパントリーがあれば問題ありません。

友人もいちいちインターホンを押さなくても、外につながった掃き出し窓から覗いてくるでしょう。「お~い! いるかい?」 なんて言いながらたくさんの人が集まってくる空間。素敵ではないでしょうか。このポイントがこの間取りの一番のメリットですね。

土間のある間取りには、LIXILオープンウィンなどの全開口サッシがおすすめ

子供たちもキッチンの目の前にあるテーブルやカウンターで宿題ができますから、キッチン作業をしながら見守ることができます。

キッチンから部屋の全てが見渡せる

玄関を通らなくても、外と中をつなげる掃き出し窓から室内に直行できます。暖かい日中は窓を全開にして外と中のつながりを楽しめます。

えっ? 虫が入ってくるって?

そんなコト気にしてはいけません。せっかくの土間です。外と中のつながりを楽しましょう。

また、靴の脱ぎ履きは面倒くさいものです。よってなるべくこの土間の中で生活できるように、この土間空間を快適にしましょう。この土間に長居したくなるような部屋でなければ、ただの使いにくい部屋になってしまいます。

この間取りへのおすすめな仕様

コンクリート製の土間では、どうしても底冷えなどが気になります。床暖房を入れればいいのですが、コストが気になります。せめて断熱材は十分な性能の物を入れてください。

大開口サッシを採用する場合は、LIXILのLWスライディングなどの全開口サッシがおすすめ。断熱性能を良くするため、ガラスにも気を使ってください。

キッチンは湿気に強いステンレス製のキッチンがいいでしょう。業務用っぽいものでは抵抗がある方は、クリナップのステディアなどのステンレスキャビネットのものがいいでしょう。

結露にも気を使ったほうがいいです。LIXILのエコカラットなどを壁に施工すれば、湿気対策とデザイン性も両立できます。

この間取りポイントは「土間の生活を楽しむ」かどうか。

この土間のある間取りは生活する人を選びます。ダメな人は絶対にダメです。

しかしガーデニングが趣味である、近所の方や友人との語らいを楽しむことが好き、そんな方には「玄関土間=DK」の間取りはぴったりではないでしょうか?

デメリットもたくさんあります。しかしこの間取りでしか なし得ないメリットも多々あります。

土間のデメリットを解消できる方は、ぜひ、土間生活を楽しむ間取りを取り入れてみてはいかがでしょうか?

玄関土間のある間取り
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