外観をスッキリ見せるなら四方合いじゃくりサイディングがオススメ!

住宅の外壁に使用される材料は主にこのようなものがあります。

  • サイディング張り
  • モルタル下地弾性塗装仕上げ
  • タイル張り
  • ALC張り

 

この中で一番多いのがサイディング張りです。

サイディング張りとは簡単に言えば板状の外壁材を建物の外壁面に張っていく方法です。

その「サイディング張り」の材料も、材質によってさらに細かに別れます。

  • 窯業系(ようぎょうけい)サイディング
  • 金属サイディング
  • 木製サイディング

サイディングにはおもにこれらの種類があるわけですが、この記事はサイディングの中でも一番多い「窯業系サイディング」についての話なのですが、さらに細かい話で誰もが気になるサイディングの目地を極力目立たなくする「四辺相じゃくりサイディング」についての解説です。

四辺合いじゃくりサイディングは、外観をスッキリみせたい方やメンテナンスコストを抑えたい方にも、オススメな外壁材です。

 

目次

窯業系サイディングとは?

窯業系サイディングと言う名前を聞くと何やら難しい感じがしますが、セメントに繊維質の素材を混ぜ、板の状態にした材料のことです。

それまで塗り壁(モルタル壁)が主流だった日本では、1970年代に初めてサイディングが発売されました。しかし、すぐには人気とならず、サイディングが住宅外壁材の主流となったのは1990年代になってからです。

昔のサイディングは本当に質が悪かったです。

数年で外壁が反ってしまったり、色がすぐに褪せてしまって、そりゃもう悲惨なものでした。でも現代のサイディングは商品がかなり改善され、色褪せに強くデザインも豊富なものが発売されています。

しかし、いつの時代のサイディングでも必ずあるのが「コーキング目地」です。

特徴的なデザインも「目地」で途切れてしまう

サイディングの板と板の接合部をコーキング材(シーリング材とも言います)で塞いで家一軒の外壁を仕上げていくのですが、サイディングはこの目地がやっかいものなんですよね。

年月が経つと汚れが付着して汚く見えるし、サイディングの板自体よりも目地の耐久性のほうが弱いため、板の塗替えよりも先にコーキングの打ち替えをしなければならないのは結構よくあるパターンです。

でもって、このコーキング目地があることによって表面のデザインが途切れてしまい、せっかくのお気に入りのデザインでもがっかりしてしまうこともあります。

 

このようなサイディングの欠点である目地の問題を克服したものが、今回ご紹介する「四方合いじゃくり」と呼ばれるサイディングです。

目地の目立たない四方合いじゃくりサイディングとは?

まず、「四方合いじゃくりサイディング」を張った壁を御覧ください。

四方合いじゃくりサイディングを施工した壁

この写真に写っている外壁の中にも、縦方向の「目地」はあります。

皆さん、見つけられますか?

建築士
写真を拡大して探してみてね。どこかに縦目地があるよ。

 

ぱっと見ではわからないでしょう? この記事の最初に掲載した普通のコーキング目地のあるサイディングとは大違いな「スッキリさ」です。

 

では、その板の接合部である「目地」の部分はどうなっているのでしょうか?

 

サイディング板の断面を見てもらえればわかります。

四方合いじゃくりサイディングの断面

 

写真左側のサイディングに組み合わさるように、正反対の形状で右側のサイディングが加工されており、その左右の板が組み合わさるように接合していくんですね。

このように板と板が組み合わさるように加工された形状を「合いじゃくり」と言います。

その「合いじゃくり」が板の四辺(つまり上下左右ということです)にあるので、板の上下左右すべての接合部がコーキング目地が不要でスッキリと接合できると言うわけです。

建築士
板の上下左右の四辺すべてに「しゃくり加工」がされているので、「四辺合いじゃくり」と呼ばれます。

四辺相じゃくりサイディングのメリット

四辺相じゃくりサイディングのメリットは、目地が目立たないだけではありません。

板と板の間のコーキング目地が無いことにより、コーキングの劣化伴うメンテナンスコストも少なくなるのです。

 

突然ですが、ここで質問です。

 
 
 
 

サッシまわりのコーキングよりも、サイディングの板と板の間にあるコーキング目地の方が劣化が早く進むのですが、その理由を知っていますか?
サイディングの板は伸び縮みするからです

 
 

えーーーー!って声が聞こえてきそうですが、そんなにじっとサイディングを見ても伸び縮みは目視できませんよ。
あなたが知らないうちに、そぅっとサイディングは伸び縮みしているのです。

サイディングは伸び縮みする

サイディングが直射日光にあたり、温度変化などにより収縮するのですが、上記の写真のように左右の板同士が縮んだ場合では目地が左右に引っ張られる状態になります。逆にサイディングが伸びた場合には今度はコーキング目地がぎゅっと押しつぶされる方向に力が加わります。
この動きを繰り返すと次第にコーキング目地に負荷がかかり、ひび割れから破断に至っていくのです。しかし、サッシに面している目地では、サイディングの板のようにサッシは伸び縮みしません。よってコーキング目地に加わる負荷は片方向のみの動きであるために、サッシ周りにあるコーキング目地の痛みは少ないのです。
よって、サイディングの弱点である、板と板の間のコーキング目地を少なくすることはメンテナンスコストを少なくするメリットに繋がるというわけです。
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四辺合いじゃくりサイディングのデメリット

残念ながらデメリットもあります。

上記のメリットを読んで気づいた方もいるでしょうが、サイディングが伸び縮みするということは四辺合いじゃくりサイディングでも同じです。

つまり、新築時には目立たない目地でも、サイディングが縮んだ場合には隙間が大きくなり「はっきりとした目地」になる場合があります。

 

また、新築時には目地がピッタリ合わさるのですが、ピッタリ合わさるがゆえに左右の少しの「柄のズレ」が気になる場合があります。

こればっかりは仕方が無いのですが、サイディングメーカーの注意書きにもそのような記載があります。

出典  ニチハ 内外装建材カタログより

 

四辺合いじゃくりサイディングは各社から発売されています

サイディングのシェア№1である「ニチハ」では、Fuge(フュージェ)という商品が四辺合いじゃくりのサイディングです。

KMEW(ケイミュー)からも四辺合いじゃくりサイディングは発売されています。

「Fuge」のような、きれいな表面塗装を長く保つ高耐候性のあるサイディングを採用すれば、経年劣化で目地がボロボロになって見た目が悪くなる状態も極力回避できますから、これから新築住宅を考えている方にはオススメの外壁材ですね。

 

 

 

 

 

 

 

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