住宅の省エネ性能説明義務化が始まると、今までの家造りを考えていた人では聞くことはなかったかもしれない言葉が飛び交うはずです。
その言葉は「UA値」。
UA値とは、言い換えると「外皮平均熱貫流率」と、言います。
UA値の言葉の「U」とは熱貫流率のことであり、「A」とはアベレージ、つまり平均という意味です。
「熱貫流率」とは家を構成する様々な部材の熱の伝わりやすさを表す数値です。
「外皮」とは、建物の外周部分のことであり、つまり外壁・屋根・サッシや外気に接する床のことをさします。
ゆえにUA値とは、あなたの家の床や外壁・屋根とサッシなどから外へ伝わる(逃げる)熱量の平均がどれくらいなのかを表した数値となります。この数値は数字が小さければ小さいほど熱が逃げにくいという意味です。
熱が逃げにくいということは断熱性能が高い家ということになり、省エネ性能が高いという、ひとつの基準になりますね。
住宅の省エネ性能説明義務化では、日本を8つの地域で区分した地域ごとに目安となる数値が決められ、あなたの家がその数値をクリアしているかどうかを建築士が説明します。
地域区分 | 1地域 | 2地域 | 3地域 | 4地域 | 5地域 | 6地域 | 7地域 | 8地域 |
UA値(外皮熱貫流率)の基準値 | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | ー |
この数値は絶対にクリアしなければならないという決まりはありませんが、自分の家が基準をクリアしていないと言われるとなんか心配になりますし、クリアしていてもいくつ以上あれば快適な家になるのか疑問に思いますよね?
で、きっとあなたはこう思うはずです。
UA値が高い家に住みたい!
これが、2021年4月1日からスタートする住宅の省エネ性能説明義務化の目指すところなのです。
ここまで読んで頂いた省エネ性能に興味があるあなたは、ぜひ「C値」も検討項目にいれてみてください。UA値とC値も一緒に考えなければ、間違いなく後悔しますよ。
C値についてはコチラの記事からどうぞ。
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