住宅の外壁材で一番採用率が高いのはサイディングでしょう。
難しい言葉で表すと、窯業系サイディングと呼ばれるものです。
外装材メーカーはニチハ、KMEW、旭トステム外装、東レACE、神島化学工業などが代表的です。
これらどのメーカーの商品でも、外壁のサイディングは必ずメンテナンスが必要です。目地のコーキング(目地が少なく施工できるシーリングレスと言う商品もありますが、完全にコーキングがゼロではありません)は一般的な商品で10年前後でコーキングの打ち替えが必要であり、サイディングの板の塗膜面も15年前後で塗り替えが必要になってきます。
このメンテナンス費が結構ばかにならない。ものすごくざっくりいうとこのメンテナンス工事費は100万円くらいの費用がかかります(物件の大きさ、仕様などによって金額は前後します)
おおよそ10年サイクルで100万円の出費はかなり痛いもの。
ということで各メーカーも高耐候性と呼ばれる商品を発売しています。サイディング本体とシーリングともに高耐候性の商品があります。高耐候性の商品とは一般的な商品に比べ耐用年数が長いものをいいます。
今回はその高耐候性の商品の中で、窯業系サイディングでありながらも、サンプルでもその表現性のたかさがよく分かるくらい、こだわり派の方におすすめしたい、KMEWの次世代外装パネル レジェール をご紹介します。
ちなみにこの商品は高額な部類に入る外壁材です。しかし長い期間(20年~30年)で考えれば、確実にコスト的に有利です。
またレジェールはKMEWの高耐候性シーリングのスーパーKMEWシールと一緒に施工することにより、15年塗膜保証が付きます。
メンテナンスの試算についてもKMEWのホームページに記載がありますからご参考にしてください。
KMEWのホームページはこのバナーからどうぞ。
KMEW 次世代外装パネル レジェール 全5種類の柄
このKMEWのレジェールの全商品は、光セラ+無機塗装の外壁材です。
光セラとは外壁についた汚れを光の力で分解し、付着力を弱めてくれる仕組みのことです。この外壁に雨がかかることにより汚れが落ちる仕組みです。
さらに無機塗装のため外壁の黒ずみとなる黒カビの繁殖を抑えてくれるそうです。
ちなみに一般的なサイディングだと、条件さえ整えばこのような悲しい状態に数年で到達します。
でも、レジェールの防藻性能も完璧ではありませんのでご注意を。
※KMEWのカタログにも記載してありますが、カビ・苔・藻の繁殖しないことを保証するものではありません。
KMEW 商品説明欄より
さらに高耐候性の商品であるため、色あせが少なく長期間に渡ってキレイさが長続きします。商品自体は高価な部類に入りますが、その特徴と性能を考えると長期的にはコストパフォーマンスに優れた外壁材と言えるでしょう。
このあたりの詳しい説明は、KMEWホームページのレジェールのページを御覧ください。
KMEW 次世代外装パネル レジェール 商品ページ ↓
KMEWの次世代外装パネルは一般的な外壁材に比べ、汚れに対する防汚性能が高いのですが、さらに一般的なサイディングにはない凹凸の深さが特徴です。これからご紹介するサンプル画像でもその表情の違いはおわかりいただけると思います。
とりあえずこのサイディングのサンプルの断面を見てください。
一般的な外壁材との凹凸の違いがよく分かると思います。
この深い凹凸に光が当たることにより、印象的なそして高級感のある印影をもたらしてくれます。
では、商品とイメージ画像とともにご紹介します。
トリムロック 全4色
施工イメージパース画像
細い石積みの柄ですが、サンプルでもわかるくらい彫りが深いため高級感があります。光にあたってその彫りの深さを強調しモダンな建物に似合うのではないでしょうか。
ランドウィッシュ 全4色
施工イメージパース画像
石積みのパターンでも、一つ一つのブロックがちょっと大きいため、優しい雰囲気があります。モダン住宅でも似合いますが、洋モダンな感じでもいけるのはないでしょうか。
トローンリッジ 全4色
施工イメージパース画像
細いパーツを積み重ねた横ボーダー柄で、光が当たるとさらにその彫りの深さが強調されます。和モダンな住宅にも似合うでしょう。
クリスタルキューブ 全4色
施工イメージパース画像
細かいキューブ状のパーツが組み合わさった柄です。比較的安価なサイディングでも同様な柄はありますが、このクリスタルキューブは彫りの深さが違う。ぱっと見では小さいブロックを積み重ねたようにみえ、高級感がでます。四角い外観の建物に似合います。
カーブストーン 全4色
施工イメージパース画像
サイディングには珍しいタテ割りの柄です。縦長のブロックが印象的な外観を演出してくれます。モダンな建物によく似合います。
住宅の外壁として間違いなくおすすめできる商品です
KMEWの次世代外装パネルのレジェールはどの柄も彫りの深い、印象的な造形が特徴です。普通の外壁材ではどうしても汚れが気になって、なるべく凹凸のないものや、濃い色のものを選んでいましたが、レジェールではそういった心配はいらなさそうです。
これだけ高級感がある外壁材はなかなかありませんから、ぜひ新築住宅を検討されている方は住宅会社にサンプルを見せてもらってください。きっと気にいると思います。
今回イメージパース図を作成した建物に、このレジェールを張るとすれば私ならこの組み合わせで施工しますかね?
ランドウィッシュのグレイッシュチタンベージュです。
白でもいいんですけど、ベージュ色がたまらなく高級感があります。何年経っても色褪せず、まさに邸宅という言葉にふさわしいテクスチャーであると思います。
光セラでない、一般的な外壁材でカビや苔、藻などの緑汚れに悩んでいる方は下記の記事を御覧ください。
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