住宅には必ずトイレがあります。
そのトイレは1畳の広さが大部分を占めるのではないでしょうか?
今回はその1畳サイズのトイレの窓の位置と壁などの色によってどれだけ印象が変わるか考えてみました。
住宅のトイレを考える際の参考にしてみてください。
窓の位置によって印象は大きく変わる
トイレという場所は可能な限り外部からの視線を遮りたいものです。
しかし、換気のことを考えると窓を無くすのもどうかと言うものです。
その窓の位置によってこれだけ印象が変わります。
まずはどこにでもある、普通のトイレです。
何も特徴のない、一般的なトイレ空間です。
では同じ広さで様々な窓の位置の画像を並べてみます。
結構、窓の位置によって印象が変わります。
左側の床付近に横長の窓を配置したパターンでは落ち着きが表現され、正面奥の右側に縦長の窓を配置するとモダンな雰囲気になります。
視線をなるべく遮りたいけど、暗いトイレは嫌だと言う方は、天井付近に横長の窓を配置すると上部からの光によって明るく感じることができます。
また正面にある程度の大きさの窓があれば、曇ガラスであっても視線の先に外部からの光が入りますから、これもトイレ空間が明るく感じるでしょう。
色を変えると印象が大きく変わる
では、それぞれの窓の位置で壁と床、天井の色を変えてみましょう。
普通の窓位置のトイレでも、色を変えるだけでこんなにも印象が異なります。
真っ白いトイレは清潔感があっていいですが、やはり寒々しい学校のトイレのような雰囲気になっていましたが、色を付けることによりぐっと華やかになりました。
では、他の窓位置のトイレも色を変えて見ましょう。
同じ広さのトイレとは思えないくらい印象が異なります。
色が濃い色の壁紙を配置すると、やはり空間は狭く感じます。
上下に腰の高さで壁紙の色を変えると、なんとなく高さ方向が強調されます。これは縦方向の壁紙を使用しても同様に高さ方向が強調されます。
なんとなく色を変えてみましたが、窓のある壁面の色のみを変えたほうが、なにもない壁と窓と色がある壁の区別がはっきりし、空間がスッキリします。
この上記の画像には表現していませんが、トイレにはペーパーホルダーやウォシュレットのリモコンも壁に取り付けます。
これらもどちらか1方向にまとめることにより、さらにスッキリとした空間にすることができます。
最後に
どうでしょうか?自分の好みのトイレ空間は見つかったでしょうか?
最後に、今回のトイレデザインを検証している際に、こんなトイレもデザインしてみました。
中庭に面して大きく窓を開けたトイレです。
明るくていいでしょうが、落ち着かないでしょうね、このトイレ。
まぁ、参考までに。
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