平屋の間取り 夫婦二人で暮らす和モダンな住まい

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住宅の間取りのご提案。

想定する家族構成は夫婦二人です。

延床面積 72.04㎡(21.75坪)

何かと便利な土間と、ちょうどいいウッドデッキがある間取りです。

では詳細を解説します。

目次

住宅の間取り図

平面図
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玄関

まず、玄関から入ると5畳の広さの土間があります。

ただの玄関ではなく、ここをギャラリースペースとして活用してみてはどうか?と思いプランニングしてみました。

趣味の陶芸の作品を並べる、絵画を並べる、観葉植物を並べるなど利用用途はたくさんあると思いますが、今回は夫婦の趣味が自転車と想定し、自転車(ロードバイク)をディスプレイできる空間として作図してみました。

私もロードバイクが好きで所有してますが、玄関先に置いてあると結構邪魔なんですよね、自転車って。

それなりに高価な自転車だと物置に置くのも嫌だし、屋外に置くなんてもってのほか。

また、ロードバイク乗りってディスプレイしたいんですよ、自分の自転車を。

どうよ!この自転車って感じで。

専用のディスプレイラックが売られていますし、壁につけたスタンドにロードバイクを引っかけるなんて、かっこいいですよね。

で、その画像がこんな感じ。

玄関土間の画像

土間空間の壁はベニヤ仕上げです。

あえてこの壁をベニヤ仕上げにすることにより、さまざまな物を飾るためのアイテムを自分でカスタマイズできる仕組みです。

一般的な住宅の壁は石膏ボードで作られていますから、釘やビスなどが下地があるところにしかききません。

しかしベニヤであればどこでもビスで固定できます。

画像のように自転車を引っ掛けるラックを取り付けるもよし、ツールをかける棚を造るもよしと自分で好きなようにカスタマイズ。

壁の仕様は防火仕様によって石膏ボードが必要とされる場合があります。住宅会社や建築士に相談してみましょう

床はあえてのモルタル仕上げ。

タイルなどを貼ってもいいのでしょうが、なにかで汚れてもそれが味と思える、そんな方におすすめです。(ツルツルピカピカが好みの方は絶対にダメです)

で、この正面の建具の向こうにはLDKがありますが、LDKとの境の建具は天井までの高さがある大きな建具としました。

というのは、ここは趣味の空間であり、本来はいつも全開にしておく部屋にいるときもその自分たちの趣味を感じてもらうため、極力邪魔な要素は無くしたかったからです。

建具を全開にした画像を御覧ください。

玄関土間の画像

建具を全開にすれば大きく開口があいて部屋との一体感が出ます。

一般的なメーカー系の建具でも、このような背の高い建具は特注で対応してくれます。LIXILのラシッサシリーズのドアも高さ2,425mmまで特注可能です。(金額は規格品の1.3倍となります)

LDK

玄関から室内に入るとまずはキッチンがあります。

キッチン本体は一般的なものですが、腰壁と造作テーブルを組み合わせアイランド状態に配置しました。

ダイニングカウンターの画像

造作テーブルからキッチン前のカウンターまでを一体化させ、空間の長さを演出してあります。

カウンター前の腰壁にもベニヤを施工し、DIY、カスタマイズ的な要素を演出しました。

ダイニングの画像

ベニヤを仕上げ材として施工する場合、留め付けるもの(釘やビス)に注意が必要です。当然キレイに見えなければ駄目ですのでピンネイル(頭のない釘のこと)などで施工しましょう

奥は勾配天井のあるリビング空間が広がります。

リビングの画像

リビングの窓の向こうにはウッドデッキがあります。このウッドデッキ部分まで屋根がかかっていますから、ここでも趣味の空間とすることができます。

サッシはLIXILのオープンウィン スライディングなどの開口が大きく開くものを採用しましょう。トステムLWなどのサッシでもいいですが金額はかなり高額なものとなります。

キッチンの前に立つとこんなふうに見えます。

キッチンからリビング方向を見た画像

玄関土間方向を見るとこんな感じ。

キッチンから玄関方向を見た画像

興味ない人には全く意味のない演出ですが、好きな人にはたまらないのではないでしょうか?

趣味のさまざまなものをディスプレイしたものが見えるキッチン。どうでしょうか?

寝室

夫婦別々の寝室としてありますが、片方の寝室にはウォークインクローゼットを配置しました。

このウォークインクローゼットですが、あえて入り口の扉は設置してありません。

だって必要でしょうか?その扉。

ここまでお客様が来るようであれば室内が見えないように閉めたいでしょうが、大体の場合は自分しか来ないのではないでしょうか?だったら扉なしでもOKでしょうという考えです。

寝室の画像
ウォークインクローゼットの画像

この寝室にもアクセントでベニヤを配置してみましたが、ちょっと暑苦しく感じるかもしれません。

外観

外観はシンプルな片流れ屋根としました。

屋根材はガルバニウム鋼板吹きで、なるべく薄くフラットに。

外壁は白基調ですが、シンプル過ぎない柄のサイディングを当てはめました。

外観画像

サイディングはKMEWの次世代外装パネル レジェール ランドウィッシュを張ってあります。この外壁材はいいですよ!サイディングとは思えない堀の深い重厚感のある外壁材です。

おすすめな部材

  1. 外壁材(サイディング)  KMEW 次世代外装パネル レジェール
  2. 屋根材(金属葺き)  ガルバニウム鋼板タテ平葺き
  3. 雨とい  Panasonic Archi spec TOI
  4. サッシ  LIXIL サーモスⅡ-H (外観色ブラック) +オープンウィンスライディング
  5. 玄関引き戸  LIXIL エルムーブ2 L81型(彩風デザイン)
  6. 室内建具 LIXIL ラシッサS プレシャスホワイト 
  7. 室内床材  パイン無垢床板 

これから家造りするなら!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 素敵なプランですね。
    まさに和風の平屋別荘を検討していて気に入りました。
    これを建てるとおおよそいくらでしょうか。
    また具体的に検討する方法はありますか。

    • コメントありがとうございます。またプランを気に入っていただけたようで、ありがたく思います。
      ご質問内容の「おおよそいくら?」ということについては、直接の住宅供給者では無いため回答を控えさせていただきます。この間取りでお近くの工務店等にご相談いただけると幸いです。
      また、これからも参考にしていただけるプランを公開していければと思いますので、ぜひ当ブログを再訪問していていただければと思います。

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