住まいづくり 現場監督が住宅を購入するときに重視するポイント

家を購入するときに重視するポイントは
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あなたが住宅を購入するときに重視するポイントはなんですか?

住宅関係の仕事をしている者として自分が住宅を購入する(新築する)ときに重視したいポイントは、設計士、営業担当、現場監督、県建材販売業者、木材業者とそれぞれの業種によっていうことはばらばらでしょう。

現場監督経験者の私が重視するポイントは・・・?

目次

家は一生のもの

中には、生涯のうちで何回も住宅を購入する人もいるでしょう。しかし、ほとんどの方は1回のはず。

住宅業界にいる私でも住宅購入は1回で終わりです。たった一回です。

人生80年、そのうちで30代前後で家を購入し、60〜70歳くらいまでほとんどのかたはその家に住むのではないでしょうか?

約40年〜50年です。

そんな長い間に家は絶対にメンテナンスが必要。自分の生活スタイルだって変わるのは当たり前。

その前提で私だったら重視するポイントは?

一番の重視ポイント メンテナンス性

私は第一番に、絶対にメンテナンス性を重視します。どんなに新築時にかっこいい住宅をつくっても、朽ち果てた住宅ではそのデザイン性も台無し。かっこよさを重視するばかりにメンテナンスがおろそかになってしまっては元もこうもありません。

家の一生涯のうち、メンテナンスが必要となる部分はどの部分でしょう?

・365日紫外線、風雨にさらされている外装(外壁、屋根)のメンテナンス
・木造住宅であれば木材の腐朽、白蟻防蟻メンテナンス
・設備関係の不具合(水漏れ、電気関係等)
・可動部品の不具合(ドア、サッシ、建具類)

これらがあります。特に一番上に書いてある外装のメンテナンスは、そのコストも馬鹿にならない金額がかかります。

外壁では、表面の塗装の劣化に伴う防水性能の劣化や、サイディング等の目地コーキングの劣化等が必ず発生します。屋根でも同様に表面の塗装の劣化(陶器瓦等では表面の劣化はありません)、剥がれ等による雨漏りの危険性があります。

また木造住宅では雨漏りは絶対に避けなければならない。数年雨漏りしている家の壁の中はひどいもんです。もう木が木でなくなっている。手でいとも簡単にボキッと折れてしまうくらい強度が低下します。

耐震性が重要という方もいるでしょう。しかし、今どき耐震性は一定の性能があって当たり前です。まぁその家の形によって、同じ作り方をしても耐震性は変わってきますので、その面での間取りは重視しますけど。

デザイン最重要!という方もいるでしょう。そりゃ誰でも人よりかっこいい、素敵な家に住みたいでしょう。でも先程言ったとおり、いくらかっこい建物でも朽ち果ててしまってはなにもかっこいいものではありません。

設備にコストをかけて、最新のものを導入するぞ!っていう方もいるでしょう。機能的に使い勝手がよくなる最新のものであればいいと思います。しかし、目先のかっこよさだけで最新のものを購入するのは、私はおすすめしません。なぜなら、デザイン重視のものは使い勝手が悪く、メンテナンス性を犠牲にしていることがよくあるからです。

それを前提に自分が気に入る家かどうかというポイント

今まで訪問してきた物件で、だいたい汚いお家はメンテナンスしていません。当たり前ですよね。

家でなくても、なにか車とかでも自分が気に入ったものは綺麗に洗いますよね?無駄に洗車していつもピカピカ。ちょっとでも傷がついたらすぐに補修する。そうすることによってその車はたとえ5年たっても調子がいいはずです。

家でもそうです。自分が気に入った家であれば、きれいに使うはずです(その人の性格にもよるでしょうが)綺麗にしていれば、何気ない家の傷でもきになり、すぐになにか対応考えるはずです。

とりとめもなく書いてきましたが、私が言いたいのは家に愛着を持ってもらいたいということ。家は絶対にメンテナンスが必要であり、そのメンテナンスを常に気にかけられる自分のお気に入りの家を所有してもらいたいと言うのが、私の思いです。

住宅屋として、汚い・朽ち果てた家を見るのは大変悲しいです。その家も、もし違う持ち主だったらその生涯はきっと違ったろうにと思うことが多々あります。

今後も、自分のお気に入りの家を建ててもらうために参考にしていただきたい知恵、情報を記事にしていきます。このブログを見ていただいた方は、自分の家に愛着をもってメンテンナンスしていただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから家造りするなら!

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